コンビニバイトで出くわした強敵 vol.1

こんにちは。
世の中にコンビニと美容院どちらが多いか知っていますか?
はい、そうです。美容院なんです。

私は少ない方のコンビニで三年間バイトをしていました。まぁ3年は3年でも週5とか勤務してたのでなかなかのベテランです。皆さんご存知の通りコンビニバイトはバイト界でも最弱、そして客層も小売店最弱です。店員側にもお客様側にも変なやつ多めです。

コンビニには年齢によっては売ることのできない商品が3種類あります。酒、タバコ、エロ本です。まぁこの電子の時代18歳未満はエロ本など買わずともスマホで上質なそれがしが見れるので私が接客してきてエロ本を買おうとした若者はいません。 

問題は酒、タバコです。これらは若者がイキるのに必須用品なので年齢確認の機会も多くあります。私はそれなりに年齢確認をするタイプの店員でした。ある日、ちょいワル風の兄ちゃんがタバコを買おうとしました。見た感じ高卒ドカタ1年目で未成年っぽかったので身分証の提示をお願いしたんです。すると慣れた手つきで財布から保険証を見せてくれました。「成人済みか、手間かけてすまんな」と心の中で謝りながら拝見、目を疑いました。未成年なのです。

何度見ても19歳、ただあの手つき、この余裕、僕が法律を覚え間違えているのではとまで思わせる佇まいに戸惑いました。もはや断ってちょいワル風にガン飛ばされることよりもなんと言って断ればいいのか、そしてこの男はどんな反応をするのかそっちのほうが怖くなりました。このまま断れば皆アンハッピー、なんとかしようと勝負に出ました。
私「み、未成年やないかーい!」
兄「…」
兄「バレちったか〜wお兄さんよぉ見とんのぉw」スタスタ
みんなハッピーでした。